どーもKABUOです。
青森県青森市にあります
油川地区をぶらり散策しましたので
町並みの様子や歴史をご紹介します。
青森市油川地区をぶらりと散策しました🚉
青森市中心街から
北西に位置する油川地区、
古くは大浜とも呼ばれ
地名の由来はこの地を流れる
油川が地名の由来となりました。
中世鎌倉時代より
日本海航路の最終港として栄え、
戦国時代には南部氏の武将である
奥瀬善九郎が居城油川城を中心に
地区を統治。
しかし津軽独立を目指す
大浦為信の反乱によって
城を追われ南部地方へと逃げ延び
寺内野に残された奥瀬氏墓所を
後に浄満寺境内に移転を行った
歴史が残されています。
近世江戸時代に入りますと、
2代津軽藩主津軽信牧の時代に
江戸に津軽産の米を輸送を行う理由から
新たに青森港の開港を行ったため
油川港は封鎖される事となりましたが、
庶民の間では物資の往来が続きます。
また福島から山形・秋田を通る羽州街道、
宮城から岩手を通る奥州街道へと進む
分岐地点であったことから
交通の重要性が増し宿場が設置され
多くの人々が往来を行い、
酒造業に適した地理的条件や
貿易を行う近江商人の移住などによって
町場が形成され繁栄を極めます。
明治時代に入りますと
イタリア人ファブリーによって
イタリアン缶詰会社が操業されるなど
漁業及び水産加工業が盛んに行われ、
1951年には津軽線が開通によって
油川駅が開業されると港と駅を中心とした
現在の町並みが形成されていきました。
町並みをぶらりと歩きますと、
羽州街道・奥州街道の合流地点を
記念した石碑の設置や
昔ながらの個人商店や酒造店も並ぶなど
風情のある街並みが残され、
結構見応えがありました。
青森市にお越しの際は
油川地区をぶらり散策してみてください。
青森市・東津軽エリア
ぶらり町歩き
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