KABUOのブラリ放浪記

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由利本荘市 本荘城の歴史と史跡をご紹介!🏯

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どーもKABUOです。

 

秋田県にかほ市由利本荘市

由利地方の歴史と史跡を巡る

旅に行ってきました。

今回は由利本荘市にあります、

本荘藩の六郷氏が統治を行い

居城を行った本荘城の

歴史と史跡をご紹介します。

 

本荘城の歴史と史跡をご紹介!🏯

 

本荘城大手門(復元)

 


本荘城水堀跡

 

由利本荘市尾崎にあります本荘城跡。

別名尾崎城・鶴舞城とも呼ばれ、

その歴史ですが、

1600年、関ヶ原の合戦の際、

東軍に与した最上義光

戦後恩賞により領地を大幅に加増、

後に久保田藩佐竹氏との間に

雄勝地方との領地替えが行われ

最上氏は由利地方を手に入れました。

 

本荘城は後の公園整備や周辺の開発によって

水堀や埋め立てられましたが

大手門前の水堀や蓬莱橋

当時のまま現存しており、

大手門は平成6年に復元されました。

 

 



本荘城三ノ丸跡地

(由利本荘市役所・芝生広場)

 

1603、最上家重臣楯岡満茂が4万5千石で

由利地方に入部すると佐竹氏に備え

当初は由利本荘市岩城下蛇田にありました

赤尾津城を居城としておりましたが、

佐竹氏との関係が安定すると

1610-1612にかけて子吉川下流

尾崎山に築城を行い城下町が整備され

本城城と命名されます。

 

1613年、居城を移し名を本城満茂と改めて、

由利地方を経営する拠点としましたが

その後、最上家臣団の内紛が絶えず、

これを重く見た江戸幕府によって

1622年、最上家は改易される事となると、

本城満茂はこの地を去る事となりました。

 

 

 

本荘城をGoogleEarthで見ると

子吉川を天然の堀に見立て築城されており、

秋田市山形県酒田市鶴岡市を結ぶ

羽州浜街道の要所を押さえてた

久保田城佐竹氏に睨みを効かせ

戦いに備えていたと考えられます。

 

また子吉川の河口には

本荘藩・矢島藩が利用した古雪湊

反対には亀田藩が利用した石脇湊が設けられ、

北前船の寄港地や子吉川の舟運によって

矢島から荷物が運ばれるなど、

物流や経済もよく考えて築城されており

土崎湊や雄物川を利用した

秋田市の久保田城にもよく似ています。

 

大手門を通ると広場が広がっており、

後に本荘藩が立藩されると

藩主の居館や馬屋を配置されました。

 

 

 

本荘城二ノ丸跡

 

最上氏がこの地を去ると、

宇都宮城釣天井事件によって失脚した

幕府重臣本多正純が減転封されましたが、

この間に久保田藩によって城が破却されます。

 

その後1623年、常陸府中から六郷政乗が

2万石で入部を行い本荘藩を立藩。

六郷氏の入部に従いこの頃より本城は本荘と

呼ばれるようになったと考えられており、

城と城下町は石高に合わせ

縮小しながらも再編成され、

土塁の名城と呼ばれる本荘城が築城されました。

 

三ノ丸跡地の広場から

階段を上がるとこちらの

公園遊具が設置されています

二ノ丸跡地に到着します。

 

 

 

修身館

 

その後幕末まで六郷氏によって

250年及ぶ本荘の統治が行われましたが

1868年の戊辰戦争では隣接する

久保田藩や亀田藩に矢島藩とともに

新政府軍に与した事から

旧幕府軍方の庄内藩は由利地方に侵攻を進め

本荘藩との交戦が始まります。

 

城主六郷政鑑は籠城を主張しましたが、

新政府軍は本荘の破棄を命じた為、

城に自ら火を放ち本荘城は落城、

庄内藩の本荘制圧によって

城下の多くが焼失する事となります。

その後、久保田藩本荘藩は奮戦を行い、

戊辰戦争終結後その功績が認められ

1万石の加増を受ける事となりました。

 

二ノ丸跡地から更に階段を登ると

本丸がありました本荘神社と

こちらの修身館に到着します。

修身館は本荘藩の藩学校の名称で

本荘藩の歴史が学べる博物館となっており、

特に本荘城のジオラマがよく出来ており、

とても見応えがありました。

 

 

 

本荘城本丸跡(本荘神社)

 

現在本荘城は本荘公園として整備され、

六郷氏が厚く信仰した諏訪神社

初代藩主六郷政乗を合祀を行った

本荘神社が創建されており、

春には桜の名所として

多くの観光客が訪れています。

秋田県由利地方に観光にお越しの際は

本荘公園にぜひ訪れてみてください。

 

 

こちらが本荘城の場所です

 

由利本荘市・にかほ市

城郭・城跡・館跡

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