KABUO原付CUBで激走。山形東北歴史・史跡・グルメ巡りの旅(時々海外も)

故郷山形を中心に東北各地の歴史や史跡、グルメなんかを読者の方々に詳しくご紹介出来ればと思います。

鶴岡市 大日坊の歴史と史跡をご紹介!卍

どーもKABUOです。

 

山形県庄内地方の歴史と史跡を

巡る旅に行ってきました。

今回は湯殿山信仰で栄えた

大日坊の歴史と史跡をご紹介します。

 

 

 

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大日坊の歴史と史跡をご紹介!卍

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大日坊仁王門

 

大日坊の歴史ですが寺伝によると

807年、湯殿山を開山した

弘法大師空海によって開基と伝えられ

寺号を教王瑜伽寺と称したのをのちに

瀧水寺金剛院と改めました。

古来より湯殿山は女人禁制の山で

雪深く参拝難所の霊場であった為、

老人・女人を哀れんだ空海は

大網の聖地に湯殿山の仏神を勧請し、

湯殿山礼拝所として建立されたのが

大日坊の始まりだとされています。

 

大日坊があります大網地区

大網の名は、湯殿山の本地仏である

大日如来と月山の本地仏である阿弥陀如来を

掛け合わせた「大阿弥」から来ており、

地元では、大網を「空海によって聖地として

定められ、清められた地」としており、

湯殿山を高野山と対になる聖地としている。 

(Wikipedia引用)

 

出羽三山周辺には多くの登山口が点在しており

大網は月山の庄内側の登山口の一つとして

寺や賄い小屋が並び宿坊が

形成され栄えました。

 

こちらの仁王門は鎌倉時代に建立され

県指定文化財に登録されています。

 

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山岳信仰を行う修験者の修行の場として栄え

江戸時代中期の頃より出羽三山詣でを行う

庶民が全国から参拝に訪れた

記録が残されています。

歴代領主からも信仰が厚く

徳川3代将軍家光の乳母となった春日局が

家光が将軍になるようにと祈願を行い、

また家光が疱瘡を患った際、

直臣の旗本久米助右ェ門が代参して

再度大日坊にて祈願を行うなど

徳川将軍家全国七ヶ寺の

一別富祈願寺として定められました。

 

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大日坊本堂

 

またこちらのお寺には真如海上人の

即身仏が安置されている事で有名です。

 

真如海上人は朝日村越中山に生まれ、

純真な性格の持ち主として育ち、

幼少の頃より仏教の教に心をひかれ、

青年時代よりは仏門に帰依出家し

一生を捧げました。

弱肉強食の不平等社会を仏国楽土たらしめ

衆生をすくうことを誓願なされ、

湯殿山大権現を信仰し本寺大日坊を拠点として

各方面の教化につとめ、

寺を建て慈悲を施して

社会福祉につとめられたため、

徳望一世に高く生き仏として

多くの人々より尊ばれました。
一世行人を誓い生身のまま

土中に入定するまで七十余年の長い間この

難行苦行をつみ重ね

日本一の即身仏となられました。

(大日坊公式ホームページ引用)

 

写真撮影はNGでしたので

拝観料を払い鑑賞を行いましたが、

御仏の心と慈愛に満ちており

力強いパワーを感じる事ができ

また住職からお寺の歴史や経緯を

詳しく説明をしてもらい

とても貴重な体験をさせて頂きました。

 

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皇壇の杉

 

全盛期には僧坊をあわせ桁行約77m

梁間約22mの大きさを誇っておりましたが

明治時代、新政府による廃仏毀釈令により

多くの寺院が廃寺や神社への

改宗を余儀なくされ

山岳信仰も衰退していく事となります。

大日坊では長い歴史を重んじ

改宗を拒んだところ

政府から目を付けられ焼き討ちにあい

当時の住職も命を狙われ暗殺されたといいます。

また地すべりのため寺院が倒壊、

現在の場所へ規模を縮小し移転となりました。

 

こちらの旧境内に皇壇の杉は

樹齢約1800年とされ

山形県指定天然記念物に指定されています。

 

湯殿山神社からも車で程近いですので

参拝の帰りぜひ大日坊に

立ち寄ってみてください

以上大日坊の歴史と史跡のご紹介でした。

 

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大日坊の場所はこちらです

 

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