どーもKABUOです。
2019年
山形市東沢地区の歴史と史跡の
調査を行いました。
同地区は蔵王連峰へと向かう
行者や参拝者が多く訪れた
修験道で栄えた歴史があります
今回、その参道筋にありました
史跡やお寺を中心に
地区の歴史をご紹介します
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東沢地区の歴史と史跡のご紹介!
(蔵王山信仰への道編)
蔵王大権現
宮城県と山形県をまたがる蔵王連峰。
その昔、不忘山(わすれずのやま)と呼ばれ、
蔵王山の名称は蔵王権化が
この山に祀られた事に由来しており
東沢地区は蔵王山へと向かう
参道の一つが通っておりました。
東沢地区下宝沢に鎮座しています
こちらの蔵王大権現は
間近で見るととても迫力があり
蔵王信仰の神秘性を感じる事が出来ます。
妙見堂
源義経配下、亀井重清が
奥州衣川から落ち延び
妙見山の山頂に
妙見菩薩を安置したのが
現在のお堂となっております。
法来寺の釈迦堂
東沢地区釈迦堂の地名の由来になった
法来寺の釈迦堂。
山形市有形文化財に指定されている
木造釈迦如来立像は奈良大和の西大寺、
京都嵯峨の清涼寺の釈迦像と共に
日本三釈迦の一つとして伝えられており
はじめは馬見ヶ崎北唐松に
安置されていましたが
法来寺の移転に従い
現在のお堂に安置されております
賀茂神社
樹齢500年と言われてる
ご神木がそびえ立つ賀茂神社
1360年、初代山形城主斯波兼頼が
山形城の鬼門にあたるこの地に
京都の上加茂明神の分身を祭ったのが
始まりだとされる古い神社です。
上宝沢住吉神社
こちらの本殿には藤太夫婦の霊を祀り
奥の宮には豊丸姫と子供三人の像が
祀られており東沢地区には
炭焼藤太と京都一条の豊丸姫に
まつわる伝説が残されております。
蔵王権化碑
蔵王信仰の隆盛時に参道に
10基造立され東沢地区にあります
こちらの蔵王権化碑はその中で
最大級の大きさを誇ります。
生き別れ地蔵
東沢地区から蔵王山参道を向かいますと
途中から砂利道に入り本格的な
山道へと変わり宝沢口から1㎞程進むと
こちらの生き別れ地蔵に到着。
お地蔵様は蔵王山、瀧山、蔵王温泉へ
向かう分岐点に佇んでおり、
蔵王登拝路と蔵王温泉との
別れ道にちなんで、 俗界と霊界、
現世と来世の境という意味から
生き別れ地蔵という
名称の由来となっており
ここから参道を登りますと
不動滝やドッコ沼、蔵王山頂まで
到着することが出来ます
不動滝やドッコ沼は
こちらの記事で記載しております
この辺りは水質に恵まれ
平成7年には水源の森百選にも選ばれ
蛍が住む綺麗な小川が流れており
自然豊かで古い信仰が残る
東沢地区にぜひ訪れてみて下さい
以上
東沢地区の歴史と史跡
(蔵王山信仰への道編)の
ご紹介でした。
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