どーもKABUOです 。
山形県東根市関山にあります
旧関山トンネルの調査に訪れました。
古くは天童市から関山街道を通り
宮城県仙台市へと向う古道がありました
今回その歴史と史跡の様子を
ご紹介します
スポンサーリンク
旧関山トンネルと関山街道の歴史をご紹介
泉や大滝ドライブインを出て
国道48号線沿いを進みますと
旧国道48号線、旧関山トンネルへと
向かう道に到着します
右側に見える道が旧道になります
旧道に到着です。
道路は舗装されておらず
泥道と砂利道が続いておりました。
ただ山道をひたすら
CUBで走るのですがタイヤが
パンクしないか凄く不安(-_-;)
だいぶ昔の物でしょう・・・
土砂崩れを防ぐ為の
舗装を跡を確認できます。
少し悪路を走りますと
こちらの橋に到着。
ここから先は車での交通は
出来ないようになっております。
橋の名前が
えいしょうはしと書かれており
苔もびっしりと這えており
長らく交通されていない様子。
この日は少し霧がかかっており
天気が悪くなってきた為
引き返しましたが、
以前にこちらを探索した際の
写真がありますのでそちらを使って
現在の旧関山街道の様子を
ご説明していきます。
以前の古いカメラで撮影した為、
画像が悪くてスミマセン。
撮影時期は2017年の夏頃になります
先程の通行禁止の所から
20~30分走った所でしょうか、
錆び付いたガードレールがあり
当時、ここを車が走っていた
面影がそこにはあります。
所々、土砂崩れも起きており
とてつもない悪路になっています。
旧関山トンネルです!
周囲は土砂崩れなのでしょうか?
かなり崩壊しています(笑)
ここで関山トンネルについて
ご説明します。
1878年(明治11年)、早川智寛[※ 1]が野蒜築港内務省土木局出張所の主任に就き、東北地方の国際貿易港として計画された野蒜港(地図)の建設が動き始めた。すると、野蒜と山形県とを結ぶ道路の開鑿(かいさく)が計画され、同年5月に宮城県令・宮城時亮と山形県令・三島通庸が会談し、関山峠にトンネルを通す計画が選定された[1]。
(Wikipedia引用)
関山街道は江戸時代に
本格的に開通されますが
難所であった関山峠があったので
それほど活用されておりませんでした。
江戸時代の主な物流方法は
船を使い日本海側を経由して北海道や
京都、大阪を航海しておりましたが
明治時代に入り物流が
太平洋沿いを通る事となると
宮城県の港町を山形と結ぶため
山形県初代県知事、三島通庸によって
関山峠にトンネルを掘る
大規模な工事が行われます。
旧関山トンネル
1879年(明治12年)11月から宮城県側の作並街道で工事が始まり[1]、1880年(明治13年)6月には山形県側の関山街道で工事が始まった[2]。火薬の爆発事故(参照)により死傷者を出す惨事を経験しながらも、1882年(明治15年)6月に関山隧道は竣工[1][2]。しかし、1884年(明治17年)9月15日の台風で野蒜港の突堤が崩壊し、野蒜築港が頓挫してしまう。そのため関山隧道は、当初計画の野蒜~山形間の流通に資することが出来なくなった。
(Wikipedia引用)
現在は、木の柵で 覆われており
中に入ることは出来ない模様です
関山新道殉難の碑
泉や大滝ドライブインの
前にありますこちらの石碑。
岩盤を掘削する際に使われた
火薬の運搬の途中にに引火し爆破、
25名の死者と8名の重傷者を出した
大事故が起こりその供養の為に
作られた碑になります。
一方、1887年(明治20年)12月15日に、日本鉄道本線(現・JR東北本線)が仙台区(現・仙台市)の仙台駅を経て松島湾・塩釜港の(初代)塩釜駅(後の塩釜線・塩釜埠頭駅)まで開通した。すると、仙台と山形との間の通行量は飛躍的に増大し、人力車・荷馬車・背負子・郵便配達夫などが行き交った
(Wikipedia引用)
1905年、山形と仙台を結ぶ
奥羽本線が開通した事により
一時交通は激減しますが、
その後自動車の普及により
交通を可能にするため
道路の拡張工事も行われましたが
たびたび土砂崩れや落石
雪崩、積雪の問題での通行止めが
問題となりました。
そのため1963年、
通行の問題を解決するため
国道48号線沿いに新関山トンネルの
建設計画が進められると
1968年、新関山トンネルの開通にともない
旧関山トンネルは通行禁止となります
しかし山形の物流と交通の
近代化を促進させ実績から
平成20年、近代化産業遺産に
認定される事となりました。
中々ハードな道のりで
トンネルまで行くのに苦労しましたが
昔の人々が困難を乗り越えて建造した
旧関山トンネルは大変魅力ある
土木遺産だと思いますので
興味があるかたは訪れてみては
いかがでしょうか。
以上、
関山峠と旧関山トンネルの
歴史のご紹介でした。
ランキングに参加しています
記事の内容がよろしければ
バナークリックをお願いします
関山トンネル
おすすめ関連記事
スポンサーリンク