どーもKABUOです。
今回は羽州街道に沿って北上しながら
七浦 ~漆山地区を紹介します
前回の記事はこちらです
Wikipediaによると1889年に町村制施行により
七浦村 千手堂村 漆山村が合併して
出羽村が発足し1954年に山形市に編入されたと
記載されています。
まずは七浦地区から行ってみます
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漆山陣屋跡と山形藩主秋元家の墓所
前回の長町地区から緑橋を渡って七浦地区に到着
近くの最寄り駅は県立病院前の南出羽駅です
道中には七浦小学校跡地の柱が立っておりました
八右ェ門
http://www8.plala.or.jp/hatiemon/
(公式ホームページ)
旧羽州街道沿いには和菓子屋さんが良く似合います
冨塚理美容室
こちらの冨塚理美容室を左に曲がると
千手堂地区で最上三十三観音の吉祥院に
繋がる道になります。
吉祥院までは古い民家とお地蔵様が並んでおります
吉祥院
最上三十三観音の第3番礼所の吉祥院さん
本尊は千手観音で千手堂地区の
地名の由来だ思われます。
西暦737年に僧行基により創建され
歴代山形城主による手厚い保護があったそうです
この前知り合いから面白い話を聞いたのですが
吉祥院の和尚さんはお祓いの世界ではピカイチで
山形出身で秘密の県民showや愛人にしたい
女性芸能人ナンバーワンに選ばれた
橋本マナミさんがまだ売れない時期に
和尚さんからお祓いをしてもらってから
みるみるうちに売れっ子タレントになったと言う
嘘か誠か分からない話を聞かされました。
もし和尚さんに会う機会があれば聞いて見るのも
面白いかもしれません
和尚さん恐るべし!!
稲荷神社
羽州街道沿いに戻ります
稲荷神社近くに志村町内会集会所があります
志村と言う地名は最上義光の家臣
志村光安がここの土地を納めていたことから
地名の由来になります
志村光安は東北の関ヶ原、長谷堂合戦で活躍し
その後、酒田城主を任され庄内の基礎発展を
尽くした優れた武将です
出羽郵便局
出羽小学校
出羽と言う地名は山形市の編入の際に
地名は消えてしまいましたが名残が残ってます
漆山駅と駅周辺の風景
駅前を通りましたがあまり商店が無く寂しいです
春先に撮影を行ったのでまだ駅前に桜が咲いており
いい写真が撮影出来ました。
浄土院と山形藩主、秋元家と館林官軍墓所
秋元家は田沼 意次との確執により
秋元 凉朝が山形藩に1767年転封され1845年までの
78年間、山形藩を統治しておりました。
山形藩は最上家が没落した後に、目まぐるしい
殿様の入れ替わり、秋元家は山形藩の歴史の中でも
在任期間が長い殿様でした。
その秋元家の墓所がこちらの浄土院さんになります
その後、秋元家は上野館林藩に移封となります。
その時、豊穣な土地であった漆山と天童市高擶地区
に陣屋を置き領地として管轄を行います。
漆山陣屋跡
浄土院さんから少し歩くと漆山陣屋跡に到着します
立て看板もないので少し道に迷ってしまいました。
この漆山に陣屋を置いてしまったのが戊辰戦争の
際、悲劇に見舞われる事になります

- 作者: 高橋義夫
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2004/04/01
- メディア: 文庫
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吹きだまり陣屋
作家 高橋義夫
鳥羽伏見の戦いで徳川幕府は倒れ、薩長土肥による明治維新がなった。西郷隆盛は江戸城を無血開城し、それにつづく彰義隊の潰滅と、新政府は着々と体制を築いていった。だが、奥羽地方では、賊軍とされた会津、庄内両藩を中心に奥羽越列藩同盟が成立して新政府に抗戦した。館林藩は官軍の一翼にあったが、羽州分領の漆山陣屋が列藩同盟に組み込まれ藩が敵味方に分かれる悲劇となった。そこへ江戸藩邸から謹慎を命じられ、勝沼精之允がやってきた。維新の荒波に忘れさられた男のあざやかな生き様を彫りおこす。直木賞作家の力作長編歴史小説。
(AmazonよりBOOK説明。)
市立図書館で借りて読んだのですが漆山に
訪れる前に読んでもらいたい一冊になります
福島県会津や新潟県長岡とも違った戊辰戦争の
歴史が見れると思います
天童市の戊辰戦争の歴史はまた一味違った
魅力もあり別の機会に説明しますが
共通点は幕末の動乱の中
山形藩や天童藩、漆山陣屋の
小藩の人々が官軍と、それと戦う庄内藩 仙台藩の
板挟みに合い右往左往しながら時代の
荒波に揉まれる人間ドラマが魅力的です
浄土院では戊辰戦争の最中、亡くなった漆山陣屋の
方のお墓もありますのでご住職にお話を
聞いてみてもいいと思います。
寿々喜そば屋さんと名物鳥中華
お腹が過ぎました。
本日は街道沿いにあった寿々喜そば屋さんに
やってまいりました
少し甘めのスープに鳥肉が入って
鳥の出汁が良く出ており非常に美味しかったです。
稲荷神社と明治天皇の石碑
明治天皇が東北を巡る訪問の際に
村山地区でトップクラスの大地主であった
半沢久次郎家に小休止した石碑が立っております。
半沢久次郎家の跡地に今の稲荷神社があります。
立谷川を渡りますと天童市に入ります
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